ソウル市は7日、経済的な理由で治療を受けられずにいる外国人患者に対する医療事業を開始したと発表した。社会貢献を実践するとともに、医療技術のPRやソウル医療観光の活性化なども図る狙い。
事業はソウル観光財団とソウル所在の医療機関が合同で推進する。ソウル市は患者と保護者の滞在費と航空券を提供し、病院側は医療費を支援する。
医療機関は61カ所を対象に公募を行い、漢陽大病院など3カ所を選定している。既に生後5カ月となるカザフスタン国籍の難病の子どもが先月、手術を受け帰国している。
ソウル市は治療だけにとどまらず、患者の状況を踏まえ、ソウル観光や事後管理なども行う方式で事業を進めると説明した。 |